スリーテック株式会社は、お陰様で令和2年7月をもって創立10周年を迎えました。
これもひとえにお取引様、関係各位の皆様の温かいご支援・ご指導の賜物と深く感謝申し上げます。
弊社は平成22年7月に港湾土木事業、潜水事業、宅地造成工事、法面・治山工事をとおして地域社会の発展に貢献することを目的に創業いたしました。社名は技術を考える人を育てるという意味を込めスリーテック(thinking human technology)といたしました。
創業して間もない翌年の3月には東日本大震災が発生し、弊社も台船や押船を失うなど甚大な被害を受けましたが、幸いにも社員は全員無事でした。これを機に石巻の復興、社員の生活を守るため、より一層事業に取り組んできた次第です。
弊社では創業時より、経営指針に「常に品質向上を目指し、より良質な製品を提供できるよう努める」を掲げ、この10年間はその実現に向けさまざま取組んで参りました。平成24年には資本金を3,000万円に増資し、特定建設業許可を取得。平成25年に宮城県・石巻市の公共工事の入札参加資格のランクアップ。平成26年にISO3種を取得など設備の充実、技術の向上、社内体制の効率化を図って参りました。その間、完工高は10億円を超え、順調に事業が推移しております。地域貢献では宮戸地区の震災犠牲者への供養のための地蔵建立や釜地区の環境美化の植樹苗木の寄贈。寄付型CSR私募債を活用し、母校である宮城県石巻高等学校へデジタルビデオカメラ2台、仙台市錦ケ丘中学校にAIサーマルカメラ1台を寄贈いたしました。また、今年から国連が提唱するSDGs(持続可能な開発目標)にも取り組んでおります。
当社は創業10年というまだ若い会社でありますが、昨年には50社が加盟した協力会礎会が設立されるなど、今後に向け体制づくりも順調に進んでおります。復興後の激変が予想される土木業界ですが、10年の節目を迎え地域社会の発展に貢献しさらに飛躍するよう思いを新たにしております。これからも皆様方の変わらぬご支援・ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。

代表取締役　原　清一